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ロンドン・ジャングルブック

¥3,030 税込

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インド最大の少数民族「ゴンド族」の画家、バッジュ・シャームは、ロンドンのインド料理レストランに壁画を描く仕事の依頼を受け、はじめて故郷を離れる。遭遇するできごとすべてが森の住人バッジュの眼に不思議なものに映る。飛行機は空とぶ象に、地下鉄はミミズに、路線バスは犬に、ロンドンの象徴・ビッグベンは時を告げるニワトリに、英国紳士はコウモリの群れに…。大都会は、動物たちが暮らすジャングルに姿を変える...。

『夜の木』『世界のはじまり』の作家バッジュ・シャームのデビュー作であり、インド・タラブックスにとっての記念碑的な作品。日本版はタラブックスの職人による手漉き紙&シルクスクリーン・プリントの表紙をつかったハンドメイド版!

帯・推薦文

この美しい本を贈りたい。遠くへ旅立つ、僕の大切なすべての人に。
自分で行くと決めた人にも、そうでない人にも。
ジョン・バージャー(美術評論家)

目次
ロンドン?
想像のつばさ
離陸許可
さかさまの世界
外国人になる
いつも空から何かが降っていた
地下にある、もうひとつの世界
あるのは、絵という言葉だけ
ほっとした気持ちになる
すべてはレストランで
パブは、心を解放してくれる場所
意思の自由
働くということ
時間
牛のいる美術館
語り部になる

著者プロフィール
バッジュ・シャーム (Bhajju Shyam)
インド共和国マディヤ・プラデーシュ州パタンガル村生まれ。最大の少数民族・ゴンド族出身。叔父であり、ゴンド画を世界的に知らしめた画家、ジャンガル・シン・シャームに才能を見出され、独立。評価の高まりつつあった2002年、英国ロンドンに2ヶ月間滞在したエピソードをもとに『ロンドン・ジャングルブック』をタラブックスとともに制作。世界的な評価を確立する。聖なる木にまつわるゴンドの神話を描いた "Night Life of Trees"(ドゥルガー・バーイー、ラーム・シン・ウルヴェーティとの共著。『夜の木』青木恵都訳 / タムラ堂 / 2012年)、ゴンドの創造神話をバッジュの美しい筆致で描いた "Creation"(邦訳『世界のはじまり』青木恵都訳 / タムラ堂 / 2015年)など。2018年、インドのインドの民間人に贈られる勲章のひとつ「パドマ・シュリー賞」を受賞。

編集者より
『ロンドン・ジャングルブック』は、旅先で誰もが感じたであろう(そしてもう二度と味わうことはないだろう、一回きりの)新鮮な感覚を思い出させてくれる本です。『見るということ』『イメージ―視覚とメディア』などで知られる世界的な美術批評家ジョン・バージャーは本書について、「この美しい本を贈りたい。遠くへ旅立つ、僕の大切なすべての人に。自分で行くと決めた人にも、そうでない人にも。」と絶賛しています。旅の目的がモノとコトの消費と化し、インターネットの普及により、旅をすることと見知らぬ土地へ足を踏み入れることが同義ではなくなった時代にこそ、大切に読まれてほしい一冊です。

書名  ロンドン・ジャングルブック
著者  バッジュ・シャーム(作)/スラニー京子(訳)
刊行日  2019年7月10日
ISBN  9784990811655
判型  A4変型(210mm四方)/上製/48頁

*以上、三輪舎のHPより

当店でお買い上げの方には、ささやかなプレゼント(タラブックスのシルクスクリーン封筒付カード)を添えさせていただいています。

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